高校生模擬裁判選手権

高校生模擬裁判選手権



8月6日に弁護士会館に高校生模擬裁判選手権に行ってきました。僕は初の 高校生模擬裁判選手権ということもあり、高校生がどんな模擬裁判を行っ てくれるのかと楽しみにしてました。高校生といっても高校生だけではなくサポートに現職の弁護士や検事の先生方が指導についてることもあり、 面白いものになるだろうなぁと思っていました。

模擬裁判の流れ


開廷 5分間

検察官冒頭陳述 5分間

弁護人冒頭陳述 5分間

検察官請求証人尋問 検察側、弁護側15分間

被告人質問 弁護側、検察側15分間

論告・弁論検討時間 10分間

論告 10分間

弁論 10分間

最終陳述 若干

結審 若干

証人宣誓や事実認定の部分は時間の都合上省略されていました。

公訴事実、罪名及び罰条



被告人は、平成20年1月13日午後6時30分頃、高松市寿町1丁目10 番1号株式会社一橋デパート高松店5階宝石店「ジュエリータナカ」におい て、株式会社田中宝飾管理のダイヤモンド指輪1個(時価20万円相当) を、上着ポケットに入れ立ち去って、同指輪を窃取したところ、同社代表 取締役田中雅彦がこれに気づき、「取ったものを返してください。」と叫んで追いかけてきたので、同デパート5階南側エスカレーター降り口付近において逮捕を免れるために、やにわに右手の手拳で同人の左顔面を一回強く殴り、よって同人に全治2週間を要する左顔面打撲を負わせたものである。

罪名及び罰条 強盗致傷 240条前段

個人的に少し高校生には難しい事例だったかなと感じました。法を身近に感じるために行われる法教育ならばもう少し身近な事例の方が取っつきやすい様な気がします。自転車の事故の事例についてなどなど。

傍聴した感想



前述したようにこ模擬裁判はサポートに弁護士や検事の先生方がついていたため内容としてはかなり勉強になりました。証人尋問、被告質問で少し争点からずれているかなと思うところや、論告・弁論が強引かなと感じる部分もありましたが全体としてはそれぞれが主張したいことはしっかりまとまってわかりやすい模擬裁判でした。講評で審査員の方がいっていたように裁判員裁判では事件などの流れが裁判員にわかりやすく伝えることが重要であるため高校生の斬新な伝え方は見てて面白かったです。

これからの高校生模擬裁判選手権に求めるもの



東海地区というより全国でやってほしいですね。
僕ももし自分が高校の時に近くでやっていたらぜひ参加したいと思ったので関東、関西だけでなく全国でやっていってくれるとうれしいです。

以上